世界を変えるデザイン展

展示品ドーナツ型タンク
東京ミッドタウンのデザインハブで開催中の『世界を変えるデザイン展』に行ってきました。展示されているのは、発展途上国で暮らす人々が直面するさまざまな問題を、デザインによって解決してきたプロダクトの数々。

ですからそのほとんどは、いまの豊かな日本では必要ありませんが、もし自分が発展途上国に生まれていればどれほど助かっただろうと考えさせられるものばかりです。なかでも素晴らしいと思ったのが、このタンクです。

水を運ぶとき、日本では20リットル程度のポリタンクを使うと思いますが、満タンのタンクを両手で持って数百メートルの距離を運べば、大人でさえ足腰がふるえ、握力は失われてしまうでしょう。ところが、このドーナツ型のタンクなら、中央の穴にロープを通して転がすことができ、子供でも一度に50リットルの水を運ぶことが可能です。
これが”デザインにできること”なんですね。

そして、これこそがモノづくりの本質なのでしょう。
「みんなをハッピーにしたい」「社会に貢献できる仕事がしたい」……。
言うのは簡単であり、頑固で少しヒネクレ者でもある僕は、取材などを通じて誰かの口からそんな言葉を聞いても、関心があるフリをして流していましたが、このタンクを見てようやく気付きました。
ずいぶん時間がかかりましたが、間違いないだろうと思います。

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