そんなに悪くもないような。

帰路
昨夜、仕事でたいへんお世話になった方を見送る会がお開きになったのが、深夜23時50分頃。
その時点で、小田急線相模大野駅の脱線事故の影響により新百合ケ丘から先へ行けないことがわかっており、別のルートではもはや町田まで辿りつけない時刻。通常なら最寄りのJR飯田橋駅近くのネットカフェで朝まで過ごしていたでしょうけど、翌朝は7時からワールドカップの日本戦。試合開始に間に合う時刻までに小田急線が復旧している保証はないので、滑りこんできた列車で新宿へ。車内で新宿周辺のビジネスホテルを検索し、新宿駅に到着してすぐいくつかあたってみましたが、どこも満室。仕方がないので最終の急行で新百合ケ丘まで行くことにしました。

新百合ケ丘駅から自宅までは、タクシーで3000円~4000円程度。事故から6時間以上経過しているので臨時バスが出ているかも……と淡い期待を抱きつつ駅へ着くと、見下ろすロータリーは今までに見たこともない長蛇の列。始点、終点とも定かではなく、スマホの液晶で顔だけがうかびあがっているのがどこか滑稽で、怪しい宗教団体の葬列のよう。階段を駆け下りた先にあったバスのりばには、行き先に「小田急」とだけ表示されたバスが停っていました。が、すでにすし詰め状態。疲れきった顔をしている小田急の社員らしき若者と、憤懣やるかたない会社員風の男性とのやりとりを聞くと、これが柿生・鶴川方面の最終バスで、鶴川から先はバスを乗り継げるかどうかわからないということでしたので、肚をくくって歩くことにしました。新百合ケ丘から町田までは急行で約20分の距離。どんなにゆっくり歩いても2時間くらいという算段でした。


「町田7.5km」の案内版が出たのは、 バッテリー残量20%を切ったiPhoneをcheeroのモバイルバッテリーにつなぎ、地図アプリを頼りに目抜き通りに出て間もなく。今は10kmを走ることができるほど体力が戻っており、気温が高くない深夜なら問題ない、と思って先ゆく人をどんどん追い抜いていきましたが、ノートPC、折りたたみ傘などを入れたフル装備のバッグと底の硬い革靴がジワジワと体力を奪っていきます。最終だったハズのバスが2台、3台と追い抜いていくことが腹立たしく、鶴川駅を過ぎて人影が途絶えてしまうと孤独感も募ります。

そうなると正しい判断ができなくなるもので、わずかなショートカットを狙って足を踏み入れた見知らぬ住宅街で、地図アプリを見ているにもかかわらず方向感覚を喪い、クロスカントリーのようなアップダウンを繰り返すハメに。自宅からそう離れていないところに、絶望的な気分で町田の市街地を見下ろすことができる高台があることを初めて知りました。

結局、自宅に辿り着いたのは午前3時すぎ。10kmを2時間かけて歩いたことになります。汗まみれの服を脱ぎ捨てて乗ったタニタの体組成計が減量の成功を告げたのは良かったですが、疲れ果てて眠ってしまったために、ワールドカップの日本戦をリアルタイムで観戦できたのは後半から。そして結果はスコアレスドロー。
なんだか噛み合っていない感じだけど、そんなに悪くもないような。

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