騒がしい幕引き

tokyo33
週刊誌の記事が発端となって国内外の業務に関わる異常な金銭感覚と権力の公私混同ぶりが露見した舛添知事の辞任は、どうやら避けられない様子。昨日の報道によると、リオ五輪の引き継ぎ式で東京をアピールすることに強くこだわっているようですが「それを都知事がやらなければ日本が恥をかく」という考えがさっぱり理解できません。都知事がダメなら副知事が出席すればいいのであり、閉会式に出席する安倍晋三がやったっていい。

一連の疑惑が事実として明らかになった後も僕は辞任の必要はないと思っていました。都政の混乱を避け、同じ失態を繰り返さないためには、46億円(2012年の知事選費用)を使って一見は清廉潔白だが右も左も分からない善人を選ぶよりも、「二度とおかしな真似はしません」と誓わせた経験豊富でセコいワルに任せる方が賢明だと考えていたからです。

でも、やっぱりこの人はダメですね。この期に及んでも、知事として最も大事なものはメンツだと考えていて、それがなぜ理解されないのか分かっていません。橋下徹元大阪府知事や東国原英夫元宮崎県知事はテレビ番組で「知事は自己犠牲を強いられる激務。家族の命を狙われる危険もある。権力を欲する人にできる仕事ではない」と言われていましたが、舛添は権力を手にして贅沢な生活ができるなら激務もいとわない、というタイプの知事だったということでしょう。

選んだのは東京都民。投票率46.1%という薄っぺらな民主主義のもとで誕生した知事にしては騒がしい幕引きです。

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