「セルフ貸出」「セルフ返却」。次世代図書館システムを導入した町田市立図書館へ行ってきました。

町田市立図書館

ブックオフで中古の文庫を買いだめしたタイミングと重なってしまったので遅ればせながら、になりましたが、「セルフ貸出」「セルフ返却」システムを導入して3月5日にリニューアルオープンした町田市立図書館(中央図書館)へ出かけてきました。

町田市立図書館町田市立図書館

エントランスに変わりはありません。返却ポストもこれまでどおり利用できます。出入口のカウンターからスタッフの姿がなくなり、1Fエスカレーター前のゲートは2Fに移動しています。

町田市立図書館

これが新たに設置されたセルフ貸出機。タッチパネル式で、操作方法はボードに分かりやすく書いてあります。UIは実にシンプル。少しでももたつくそぶりを見せると、近くで待機しているスタッフが飛んできて教えてくれますので、年輩の方もその気さえあればマスターできるはず。2Fに4台、3Fに3台(だったと思います)設置されています。

町田市立図書館

2Fに設置されている予約紹介機。利用者カードをかざすと、インターネットやカウンターで予約した書籍が置いてある本棚の場所を記載したレシート(予約紹介票)が出てきます。それをもとに本を探し、セルフ貸出機を操作して処理を行う、という流れになります。この紹介機の右側のスペースが予約本専用の本棚。それまでは「今日返ってきた本」やエッセイなどの本棚があった場所です。このスペースができたことで、ハードカバーの小説が全体的に奥へ移動しています。

町田市立図書館

書籍には「カメレオンコード」(Chameleon Code(R))と呼ばれるカラフルなコードが貼り付けられています。これが、効率のいい蔵書点検とセルフ予約~貸出を可能にした次世代図書館システムのコア技術のようですね。

棚に備え付けられたカメラでカメレオンコードを定期的に読み取り、自動的に資料の棚位置をシステムに反映することで、リアルタイムでの棚位置情報更新が可能となり、管理の大幅な効率化が実現できます。(NTTデータのWebサイトより)

町田市立図書館

「セルフ貸し出し」「セルフ返却」が導入されたといっても、予約やリクエスト、利用登録を行うカウンターのなかの雰囲気はいままでどおり。人が減ったという印象はありません。予約機や貸出機の操作の説明係を配置している分、今までより多いと感じるくらいです。いずれは減っていくのでしょうけどね。

町田市立図書館

Webサイトも全面リニューアル。検索・予約とも使い勝手が格段に良くなりました。貸出・予約ランキング(文芸・一般・児童書・雑誌別)をみれば、図書館を愛する町田市民に人気の作品・作家がわかります。

ちなに現在(2015年3月22日)の文芸書貸出トップ3は
1.ナミヤ雑貨店の奇跡(東野圭吾/角川書店)
2.マスカレード・ホテル(東野圭吾/集英社)
3.海賊とよばれた男・上(百田尚樹/講談社)

文芸書予約数トップ3は
1.村上海賊の娘・上巻(和田 竜/新潮社)
2.村上海賊の娘・下巻(和田 竜/新潮社)
3.サラバ!・上(西 加奈子/小学館)
……いたって普通ですね。

思えば2002年の初夏。
niftyのチャットルームの住人から得た「大阪でいう梅田まで電車で1時間でいける最も家賃の安い街」という情報を信じて脇目をふらずにやってきたのが町田で、この街で暮らそうと決意したのは、駅からほど近い場所に立派な図書館があったからです。
一生かかっても読み切れないだけの小説がある。しかも無料。そう考えただけで、誰一人知り合いのいない東京でもやっていけそう気がしました。
あれから10余年。振り返ってみると、図書館に救われたことがたくさんありました。
なにもできない時。なにもすることがない時。
今でもこの図書館にいけばいい本に出会える気がしています。