漬物は嫌い

『スカパー!e2』の無料視聴が終了(16日間)。もともと、BS/110度CSアンテナを購入したのはBSフジでスタートした名作ドラマ「北の国から」を全話録画するためで、『スカパー!e2』の無料視聴を申し込んだのはあくまでもついでだったのですが、CS全チャンネルがいつでも観られるというのは、ここ数年なかった贅沢な状況でした。
もっとも、数日後にはほぼ「日本映画専門チャンネル」に固定して、阪神タイガースのゲームがあるときだけ別のチャンネルに、という感じで。洋画は「オーシャンズ」を観ただけでした。
「日本映画専門チャンネル」も満足したかと問われれば答えはノーで、これまでお金を払ってまで見たいと思わなかった作品のなかにけっこう面白いものがあることに気づいたという程度。「踊る大捜査線」など、スピンオフ作品も含めて何回やるのかと・・・・「東映チャンネル」や「時代劇専門チャンネル」に加え、民放各局のチャンネルもあるので細分化してしまうのは仕方がないとは思いますが、放映できる作品の数が足りないと感じました。
それでも、8月はいい作品が2本、ラインアップしています。一本は「ゴールデンスランバー」(原作・伊坂幸太郎)。総理大臣暗殺の容疑をかけられた逃亡者の話ですね。本来なら3月12日に地上波初登場となるハズだったのですが、その前日が震災で。舞台が被災地・仙台で、国家や警察の後ろ暗い側面も描いているので、まだ当分、地上波での登場はないと思われます。
小説もよかったですが、映画も同じシーンで泣けました。手元に置いておきたい一本です。
もう一本は、「クライマーズ・ハイ」(原作・横山秀夫)です。こちらは日航機墜落事故を追う新聞社が物語の舞台。NHKでドラマ化された後、映画になりました。
前後編に分けて放映されたNHKのドラマの完成度があまりにも高かったために、映画のほうは残念ながら少し寸足らずでキャストも薄い印象を受けましたが、事故原因で抜きネタを打つか否かのクライマックスの緊張感は甲乙つけがたいほどです。8月はその両作品が放映されます。すばらしい。
というわけで、本日『スカパー!e2』および「日本映画専門チャンネル」に加入しました。
僕は7月まで通常の『スカパー!』に加入していましたので、入会金は発生せず、基本料(1カ月410円)とチャンネル契約料(1カ月525円)のみ。通常の『スカパー!』とは違い、いずれかのチャンネルに加入しなければならず、番組単位の購入ができないのは不満ですが、一定期間内であれば再入会時の入会金は発生しないとのことなので、ひとまず加入してみました。タバコも競馬もやめましたので、ささやかな楽しみとしてお許しいただきたい。
テレビといえば、この頃はフジテレビの韓流押しが話題になっていますが・・・・どこに問題が?
”韓流”に火をつけたのはNHKで放映された「冬のソナタ」ですが、あれからもう8年ですよ。
2011年になった今でも、韓国のスターが来日すれば空港が大騒ぎになり、東京ドームでイベントをやればペンライトが揺れ、俳優の死を悼む韓国ツアーが行われ、ガールズグループのCDアルバムがトップセールスを記録しているのは、”韓流”というマーケットが確立されているからでしょう。
この春、あるテレビ制作会社のバイヤーに話を聞いたところ、韓流ドラマはいまや本国での制作前から放映権料の価格交渉が始まっているとおっしゃっていましたが、それもこの市場がさらに拡大する可能性があるからこそ。資本を投下するのはメディア企業として当然でしょう。
僕の実家はこんにゃくとアイクリームの製造・販売を生業としていますが、たとえば夕張メロンアイスの開発失敗の穴埋めに、韓国から独自のルートで取り寄せて販売を開始した激辛キムチが近所で評判となり、こんにゃくとアイスの売上を抜いたとしても、文句を言われる筋合いはないわけです。
そのバイヤーは「価格競争では勝てないので欧州のコンテンツに注目したい」と言っておられました。そうやって次のブームが来て、新たな市場を形成する。商売とは、そういうものでしょう。
ただ、テレビ業界は怪しいというか、危ういというか、謎が多いですねぇ。
視聴率という、実態のよくわからない雲のようなものの上に乗っかっているような。
調査を行っているのはただ一社で、サンプリングの対象はわずか6400世帯ほど。しかも、そのデータを精査する機関もなしでは・・・・。もし僕が番組の制作スタッフなら、30%を超えたとしても手放しでは喜べないでしょうし、一桁だったとしたら納得できないんじゃないかな。歓喜するにしても反省するにしても、根拠が薄い。その数字自体がフェイクじゃないかと疑って眠れなくなりそうです。
今はオンデマンドの配信数や、DVDやグッズの売上げ、映画化されればその動員数等も番組の人気・注目度を測るバロメータになるでしょうし、民放も僕が想像しているほど視聴率至上主義ではないのかもしれませんが、個人で運営しているブログでさえ、アクセス数、PVなどを根拠に広告出稿のアプローチをかけることが可能な時代ですからね。
そう考えるとテレビ業界は、ものづくりの現場としては最も過酷と言えるのかもしれません。
ちなみ僕は、少女時代とKARAは聴きますしライブのチケットが手に入ればぜひ行きたいですが、韓流ドラマは観ません。韓流だからということではなく、ラブストーリーと中途半端なコメディには興味がないからです。映画「シュリ」のようなシリアスなサスペンスものなら観ますよ。TBSでやったイ・ビョンホン主演のドラマはもうひとつでしたけど。
付け加えるなら、キムチも食べません。
多数決もとらずにニラ鍋にキムチをぶちこむとか、ホントにやめてほしい。
漬物は嫌いなんですよ。