【ちょっとレビュー】アンフェア the end(2015年/日本)

アンフェア the end
日曜日の夜9:40から上映開始のレイトショーとはいえ、公開2日目。観客が20名に満たない状況ではさすがに厳しいと思いましたが、週末の興行成績はトップで2週目も上位をキープ。テレビドラマのスタートから10年。見事なゴールを迎えたと思います。


その一番の要因は、警察ドラマという世界から逸脱しなかったことでしょう。もともと、この物語は警察組織のなかに身を潜めているはずの父親殺しの犯人を追うところからスタートしているので、そうならざるを得ないのですが、犯人像や犯罪の種類が出尽くしてしまったとも思えるこの10年で、『相棒』のように絶海の孤島へ飛んだ挙げ句に何の前触れもなく主人公のひとりを犯罪者にするという支離滅裂な展開によってファンの怒りを買うこともなく、物語を不時着させた佐藤嗣麻子監督の手腕は見事というほかありません。

脚本の執筆を他人に委ねなかったからこそ、テレビドラマで安藤一之を演じた瑛太の実弟である永山絢斗に「ムダに美人ですね」という台詞をあてることもできたのでしょう。
一度、物語を最後まで走らせたあと、謎解きの映像をクドくない台詞と一緒に持ってくる手法も良かった(「the answer」でもエンドロールを使ってやっていましたけど)ですし、次の作品を楽しみに待ちたいと思います。

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