【ちょっとレビュー】機動戦士ガンダムTHE ORIGINⅠ 青い瞳のキャスバル

機動戦士ガンダムTHE ORIGINⅠ 青い瞳のキャスバル

宇宙世紀0068年、サイド3、ムンゾ自治共和国。
宇宙に進出した人の革新を説き、地球連邦政府からの完全独立を宣言しようとしたジオン・ズム・ダイクンは、議会檀上で演説中に突如倒れ、帰らぬ人となった。
ダイクンの死後、ザビ家陰謀説を唱えるダイクンの側近ジンバ・ラル。
しかし、サイド3、ムンゾの実権を掌握せんとするデギン・ソド・ザビ率いるザビ家の暗躍は加速していく。
これまで語られる事の無かった動乱の歴史が明らかになる中、ダイクンの遺児であるキャスバルとアルテイシアには、激動の時代を象徴した数奇な運命が待ち受けていた…。
(公式Webサイトより)

劇場公開は2015年2月。仕事の繁忙期と重なったので劇場鑑賞は叶わず。バンダイチャンネルで観るという手もあったのですが、テレビの前に鎮座して観るべき作品だと思い、DVD/Blu-rayのレンタルを待っていました。待った甲斐がありました。

シャア専用ザクと高機動型ザク(ガイア、マッシュ、オルテガ=後の黒い三連星)、旧型ザク(デニム、スレンダー)が連邦軍を向こうに回し、縦横無尽に暴れ回るルウム戦役(UC0079)を描いた冒頭の3分。
そして、残り10分以降の、ガンタンク初期型と61式戦車による市街地での銃撃戦のシーンは、アニメーション技術の進歩をまざまざと見せつける内容。CGも駆使していますが、砲撃を受けたガンタンクに木っ端みじんになって吹っ飛ぶことを許さず、鉄くずになるまで描いているところに監督とスタッフの気骨を感じました。

コミック(機動戦士ガンダムTHE ORIGIN9巻/角川書店)を読んでいないので内容も新鮮で、特にキャスバルとアルテイシアの地球亡命を手助けするために行動を共にする若き日のランバ・ラルと、その恋人のクラブシンガー、クラウレ・ハモンの信頼関係を厚めに描いてくれているのが嬉しかったですね。ハモンは一年戦争時よりもかなり肉感的で、美人度は3割増しくらい。連邦の制服で敬礼するシーンはマチルダを彷彿とさせるりりしさと美しさです。

続編は2015年10月31日に公開される『機動戦士ガンダムTHE ORIGIN Ⅱ 哀しみのアルテイシア』を含めて3作。1年に1本のペースと言われていますがどうなのでしょうか。そしてその後は……。35年周年が過ぎて、またUC0079を作品化するのは現実的ではない気がしますが、僕にとってはこの時代を生きたキャラクターがいる世界こそがガンダム。この4部作をスタートにして一年戦争の終結までを新たなエピソードを盛り込んでリメイクするのであれば期待しかなく、すべての作品を手元に置いておくつもりです。

ともあれ、この『青い瞳のキャスバル』。テレビでは10月31日(土)に「アニマックス!」(スカパー! BS ch 236)で放映されます。10月25日(金)には『機動戦士ガンダム』『機動戦士ガンダムⅡ 哀・戦士編』『機動戦士ガンダムⅢ めぐりあい宇宙編』の劇場3部作HDリマスター版の一挙放映もありますので「ガンダムは永遠」という方はぜひチェックを!

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