2台の椅子を乗り継いで部屋を移動
骨折や靭帯断裂の時のように痛みと戦わずに済むし、両膝は曲げられる。だからひとり暮らしといっても部屋で過ごすぶんにはそんなに不自由はない、と考えていましたが、片足に体重を乗せられない生活が、これほど大変だったとは。松葉杖の扱いに慣れていないこともあり、仕事用の椅子に座ったまま動く気がしません。
ですから部屋のなかでの移動は、怪我をした右脚の膝をキャスター付きの椅子に乗せ、左脚で床を蹴って椅子を転がす、というスタイルに。幸いにして最近、椅子を買い換え、使い古した方も棄てずにいたので、リビング兼仕事場兼寝室の8畳間とキッチンとの間に横たわる敷居で乗り換える、という芸当が可能になりました。ただ、トイレは片足で入る以外にありません。わずか3歩ほどですが「けんけん」とするたびに左脚が壊れやしないかとヒヤヒヤ。高校時代、部活のトレーニングで校舎の階段を「けんけん」で登っていたことが信じられない。
できれば、手術・入院は避けたい
インターネットで検索をかけてみると、アキレス腱断裂の治療についての情報はたくさんあり、断裂から復帰した方のブログもいくつか読みました。はっきりしているのは、手術して繋ぐ方法と、患部を固定して腱の再生を待つ方法の2つがあり、最終的には医療機関の規模や医師の方針、患者の意志によって決まる、ということ。そして僕はプロのアスリートではなくフリーランスのライターであり、この時期は治療を急ぐ必要がない、ということです。
ただ、ひとり暮らしで車もないこの状況では、治療で通える医療機関は限られてきます。以前、膝の靭帯をやった時に通ったスポーツ専門のクリニックも、保存療法の名医がいるという大学病院も、通院先としては現実的ではありません。ですから明日、最寄りの総合病院で診てもらって、担当医師と相談して治療方法を決めます。
できれば、手術・入院は避けたいなぁ。
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