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ミドルエイジのアキレス腱断裂治療日記【3日目】

アキレス腱(3)

手術・入院はせず、保存療法での治療を選択。

手すりにしがみつくようにしてアパートの階段を降り、予約しておいたタクシーで総合病院へ。大型連休明けとあって整形外科の受付は長蛇の列。カウンターの女性は苛立ちを隠そうともせず、その対応にホスピタリティは感じられません。患者が揃って眉根を寄せるのは「お待たせしました」の一言がないからだと、どうして気づかないのでしょう。

そうして待つこと1時間半。担当となったY医師の診察はやはりアキレス腱断裂。治療方法については「時間はかかってもいいので、できれば手術・入院は避けたい」とこちらから先に言ってみたところ、即決で保存療法でいくことになりました。患部は6週間ほど固定し、その後リハビリ。ランニング再開まで3カ月程度、とのことでした。

一部はかろうじて繋がっていたから(救急病院でそう言われました)保存療法でよかったのか、それがY医師の方針なのかは判断がつきませんが、僕自身の希望が通ったことに安堵。入院と言われても対処できるよう、数日分の着替えを持参していたんですけどね。ともかくよかったです。

両腕に松葉杖。ひとりでは買い物カゴすら持てません。

結局、この日は搬送先の病院でつけてもらったギブスを外し、凝固する物質を包帯に塗り込めて巻くタイプの軽いギブスを装着して終了。足首はハイヒールを履いたような角度で固定され、かかとは地面に着けず、つま先立ちもできない、という状態。松葉杖なしに歩くことはほとんど不可能です。

こうなると、買い物もままなりません。帰りにアパートの斜向かいにあるスーパーに寄ってみたのですが、両腕の脇に松葉杖でをはさみこんでいるため、ひとりでは買い物カゴすら持てません。たすきがけにしたバッグに入れて万引きと間違われても面倒なので、指先にうどんの徳用バックとトーストをどうにかひっかけてレジまで運びました。

暗澹たる気持ちになりましたが、どのみちアパートの階段を昇り降りするのがきわめて難しい状況。ここで買い物をせずに食料を確保する方法を考えなくてはなりません。

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