「ワイシャツに透けた乳首」と「背中の汗」は防ぎたい。
大好きな夏がもうそこまで来ています。
30歳を過ぎてから趣味で続けている夜ランも、この時期は間隔を詰めて出動。シャツと短パンが汗でぐだぐだになる感覚が好きなんですよね。
もちろん、仕事で出かける時は別です。
僕は厳冬期でも予備のタオルハンカチを持ち歩くほど汗っかきな体質ですので、制汗パウダー入りのデオドラントウオーターは必需品であり、インナーには特に気を配っています。
先日、美容外科・東京イセアクリニックがプロデュースする男性専門院「ゴリラクリニック 池袋本院」が公表した「夏の男性ファッション(汗・臭い)」に関するアンケート調査の結果によると(掲載:マイナビニュース)、「日常生活やビジネスシーンで嫌われる、夏場の男性ファッションは?」という問いに対して最も多かった回答は、「透けた乳首」(84.1%)。以下、「頭髪の薄毛の汗」(66.7%)、「ワキ汗」(54.0%)、「背中の汗」(41.3%)、「ワイシャツの下に下着(肌着)を付けていない男性」(34.9%)と続きます。
「頭髪の薄毛の汗」は大きなお世話でしょうし、「ワキ汗」くらいは勘弁してあげてほしいと思いますが、そのほかは夏場でなくてもあり得ないこと。自分自身が不快になりますし、たとえ無臭であってもワイシャツを濡らすほどの汗は周りの人に気を遣わせてしまいます。取材先で「室温を下げましょうか?」と言われるたびに申し訳ない気持ちになります。
そんな僕が、この夏の”相棒”に選んだのは、the GUNZE(ザ・グンゼ)のVネックスリーブレスシャツ(CK9018)。
グンゼの肌着を購入したのは、おそらくは30年以上ぶりです。アラフィフ世代にとって、物心ついた頃から肌着と言えばグンゼ。サッカー部に在籍していた高校時代はグンゼ宮津工場のグラウンドを借りて練習をしていたこともあり、身近なブランドでした。でも色気づくに従って「白い肌着」から離れ、気がつけば30年という月日が流れていました。ファストファッションショップが台頭した90年代以降は、思い出すこともありませんでした。
ひさしぶりのコットン肌着は、懐かしくてやさしくて。
それなのに今年、着てみようと思ったのは、ふいにコットンの肌ざわりが恋しくなったからです。ファストファッションショップのノースリーブシャツも何枚が持っていますが、ポリエステル特有のサラサラ、ツルツルとした感覚が物足りなくなってきたのかもしれません。
オンラインショップにたどりつき、同年代と思われる方の「やっぱりグンゼ」「替えが効かない感触」というレビューを目にしたとたん、強烈な力で引きつけられた、といえば少し大げさですけどね。
ひさしぶりに身につけたコットンの肌着は、懐かしくてやさしくて、ほんとうに気持ちがいいですね。戻るべくして戻ってきたと思えるほどで、汗など気にすることなく遊び回っていた少年時代の夏の記憶が蘇ってきました。とかく臭いが話題になる50代が目前に迫った夏に、再度グンゼと出会えたことに感謝します。
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