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甲斐バンド 「Rolling Birthday 60」キャプチャーレポート【後編】

Vol.2は後半の12曲です!

安奈201214.安奈-2012-
昨年、薬師寺でこの曲を演ろうとした時に、ギターの佐藤英二がどういうわけか「嵐の季節」を弾き始めたので、8小節の前奏のなかでやめたほうがいいのか、そのままいったほうがいいのか考えたという話を暴露。
「薬師寺のLiveはCD2枚組でリリースすることになっており、映像には嫌味でその瞬間を入れようかと思ったが、さすがにそれはいじめなんでやめておきました。体罰なんで。というわけで、今から演る安奈は、間奏の2小節で、英二の入魂のプレイを。ここで(また)「嵐の季節」を演ったらすごいよね」
と、笑わせたあと、しっとりと聴かせてくれました。

ボーイッシュガール
15.ボーイッシュガール
この曲の時は映像のカットがめまぐるしく変わり、画面をじっと見ていたら酔いそうなほどでした。いったい、何台のカメラを使ったのでしょうかね。

氷のくちびる16.氷のくちびる
甲斐もギターを下げて登場!スポットライトを浴び、右手でコードを抑える還暦のロックスター。絵になりますね。

ポップコーンをほおばって17.ポップコーンをほおばって
松藤が白い歯をみせてドラムを叩いているのを見るとこっちも嬉しくなります。田中一郎の、腕をぶんまわす演奏もかっこよかった!

漂泊者(アウトロー)18.漂泊者(アウトロー)
「誰か俺に愛をくれ」と叫び、一体となるホール。2月のNHKホールでもそうでしたが「氷のくちびる」「ポップコーンをほおばって」「漂泊者」と続くのは40代の僕にとっては失神コース。この先、この映像をみるたびに「なぜ、行かなかったのか」と思うことでしょう。

HERO~ヒーローになる時、それは今~19.HERO~ヒーローになる時、それは今~
「素晴らしい3名のゲストを招いて、そしてこのバンドで演るというのが、僕は価値があると思っています。今夜のもうひとつの、最高のゲストは、実は甲斐バンドだった。僕はこのバンドで、こういうスペシャルな日を迎えられたことを本当に嬉しく思います。そして、即日完売というのを含めて、みんなに感謝しています。オッケー、HEROやるぜ、Oh,men!」
そしてスタンドマイクはぶん回される。甲斐バンドの曲は、何年経ってもオリジナルからそれほど大きく変わることがないという印象がありますが、ROCKSバージョンの「HERO」はメリハリが効いていてめちゃくちゃイイですね。


<アンコール>
港からやってきた女20.港からやってきた女
bye,bye,bye,Whoooo!

ダイナマイトが150屯21.ダイナマイトが150屯

嵐の季節22.嵐の季節
ゲストの押尾コータロー、土屋公平も参加して(上綱克彦はずっと弾いていたみたいです)大合唱!
NHKホールの時、このバースデーLiveについては「東京ドームじゃなくて、その横にある小さなホールです」と冗談めかして言っていましたが、この距離感で一体になれるというのは本当に贅沢ですよね。

<アンコール>
冷血23.冷血
音のことはよく分かりませんが、ピアノが効いていて背筋がゾクゾクしました。高校時代にアルバム「ラブ・マイナス・ゼロ」を聴いて首をかしげていた友達もいましたが、僕はこの曲のメロディが好きで、生で聴くと本当にいい曲だと思いました。甲斐バンドのなかでも、ボーカルにとってエネルギーの消費率が高い曲のような気がします。

ダニー・ボーイに耳をふさいで24.ダニー・ボーイに耳をふさいで
「長く続けることが大事なんじゃなくて、今とどう戦うかが非常に重要で、今と戦えない者は、次とか来年とか話す資格はない。そういう気持ちでね、ずっとやってきた。でも最近はね、そこまで思わなくなった。いろんな人がいるんだと。いろんな人がいるんだってことが分かったのは、2年くらいまえですかね。あんなにユルい松藤が横にいながら、ちっとも学ばなかったということですね(笑)」

100万$ナイト25.100万$ナイト
魂のこもったラストナンバー。
何度聴いても、胸を締め付けられるような気持ちになります。
NHKホールでは演ってくれなかったので、正直なところ、羨ましかったです。

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